人の幸せを守る仕事。

そのためにチャレンジするから
人も会社も成長する。

杉本哲也TETSUYA SUGIMOTO

東海電子株式会社/代表取締役社長

先代の想いを受け継ぎ、2020年10月に代表へ就任。
2003年の第二創業では、当時社会問題化していた飲酒運転を撲滅させるべく高性能アルコール検知器の事業拡大に携わり、シェアトップの企業にまで成長させる。そして、次なる事業として、健康管理や医療機器の研究開発を進め、呼気でいのちを救うグローバルカンパニーを目指している。

President Message

使命ともなる東海電子の強い想い

1999年。
社会的に大きな問題となっていたのが『飲酒運転事故』。
当時は、飲酒運転で捕まっても今のような厳罰に処されることはなく、厳しい法律も無い環境でした。
その頃、私たちが『業務用アルコール検知器システム』の自社開発を始めた転機ともなる、大きな事故が起こりました。
それは、東名高速で泥酔状態のトラックドライバーが、渋滞の列に並んでいた乗用車に追突した事故です。追突された乗用車には大人2人、幼い子供2人の家族が乗っていました。
追突後に車は炎上、大人は何とか難を逃れることができましたが、幼い子供達は車内にとり残され、両親の前で叫び声をあげながら亡くなられた…という、本当に悲惨な事故でした。
その事故を見て、「トラックドライバーが所属している会社はどうなっているのだろうか?」「ドライバーの管理体制はできているのだろうか?」と考えるようになりました。
しかし残念ながら、実際はドライバーの体調やその日の運行スケジュールを管理する体制ができていない会社が多かったのです。
ドライバーを雇用している会社がきちんと管理できていない体制は、社会にとって脅威であり、更なる悲劇が続いていきます。そんな社会を変えていかなければなりません。
「このような悲惨な事故は繰り返してはいけない、無くさなければならない。」と、使命ともなる強い想いが沸き上がりました。
当時、血液中のアルコール濃度を調べるには、研究用の高価な分析機器か、小型の安価な個人用のブレスチェッカーしかありませんでした。ならば、多くの企業が信頼して導入でき、かつ精度の高い企業向けのアルコール検知器が必要なのではないかと先代の社長と話し合い、アルコール検知器の自社開発がスタートしました。
そして、開発から2年で製品を完成させ、はじめての自社開発製品である東海電子のアルコール検知器事業がスタートしました。

本気で、本音で、飲酒運転防止のために尽くす姿勢

アルコール検知器事業を開始して20年。
この20年間で蓄積してきた飲酒運転防止技術の開発や、飲酒運転を防止するための教育に関しては、競合他社のどこよりも「専門家集団=プロフェッショナル」であり、負けないという自信があります。

そして何よりも自信があるのは、「飲酒運転を防止する!」という、本気の気持ちです。
『本気で、本音で、飲酒運転防止のために尽くす姿勢』を示していくことで、お客様からプロとして認められ、また、「一緒に社会から飲酒運転を無くしていくんだ」という連帯をもちながら事業を進めていると感じています。

皆さんは、ご存知ですか?
毎年、飲酒事故によって250人以上の尊い命が失われていることを…
飲酒運転事故が年間3000件も発生していることや、飲酒運転をしている人が年間25,000人いることを…

飲酒運転をする人を1人でも減らすことができなければ東海電子の存在意義は無いと考えています。

東海電子の遺伝子=この世に無いモノを創る

業務用アルコール検知器は、東海電子として初めての自社開発であり、これは創業後初めての大きな挑戦でした。試行錯誤の繰り返しの中で、この業務用アルコール検知器が完成したのも、開発に関わったメンバーの情熱や志、強い使命感があったからだと思います。
我々は、この社会課題への情熱や使命感こそが、失敗する恐怖を乗り越え、挑戦する心を育むものだと考えています。
現在も、常に何か新しいことに取り組み『この世に無いモノを創る』ことを続けています。
失敗を恐れることなく、情熱をもって新しいことに挑戦し、継続していく、それが先代から受け継がれてきた、われわれ東海電子の遺伝子なのです。
アルコール検知器の開発・製品化を進めながらより多くの交通事故を防ぐため、現在、新たな事業を始めています。運転手さんのプロフィール、アルコールチェック、血圧などの情報を統合して管理できる統合的な安全プラットフォーム『運輸安全クラウド事業』です。
将来、我々は法律を改正し、飲酒運転で検挙された人には再発防止のために、飲酒をするとエンジンがかからない装置を車に取り付ける法律(アルコールインターロック法)を、実現させたいと考えています。そして、装置装着後もクラウドで飲酒運転有無を監視できるような行政システムを構築し、「真の飲酒運転ゼロ」を社会が目にしている光景を思い描いています。
実は、飲酒運転をゼロにした国は、未だかつてありません。
飲酒運転がゼロになる、もっとも近い国が日本だと私は考えています。日本政府、メーカー、行政、教育者、飲酒運転に関わる全ての関係者がまとまって行動していくことで、実現できると信じています。
まずは日本で「飲酒運転ゼロ」を達成。そして、作り上げた技術とそのノウハウをもって「世界の飲酒運転ゼロ」にも取り組んでいき、われわれは安心安全な社会・世界に最大限貢献できる企業になるよう努めていきます。

挑戦なくして、未来なし。

我々は、まだまだ新しいことにチャレンジしていかなければなりません。

現在、飲酒運転防止の事業が軌道に乗り、会社の主軸となっています。
その事業の収益を、健康、疲労、過労運転・疲労運転、睡眠不足、健康起因事故など、飲酒運転よりも多い他の交通事故を防ぐ技術開発、製品開発へ広げてゆきます。

その次には、ヘルスケア分野。車に乗る人以外に肉体的な不健康、精神的な不健康(現代的な問題)、体の調子・心の調子を、呼気で健康状態が図れる装置を技術開発、製品化、事業化を進めていきます。
人のメンタルの部分など、数値化できない世界にチャレンジしていきたいのです。
疲れが溜まってしまう前に…病気になってしまう前に…東海電子の製品を通して、よりよい生活習慣を手にすることができ、健康的な生活を過ごしていただける社会を目指し、私たちの培った技術で社会へ貢献していきたいと考えています。

われわれ東海電子には、20年培ってきた「呼気でアルコールの有無を測る」という分析技術があります。その分析技術や経験を最大限に活かし、病気の兆候を呼気で事前に知る機器を開発する、そんな、命を救うグローバルカンパニーを目指していきます。


東海電子が求める人物像

東海電子では、従業員の教育はもちろんのこと、モノづくりを通して、最終的には自分で会社をやりたいと考える人が現れるくらい、モノづくりのノウハウを学べる会社です。
何か変わったことをやってみたい、世の中に無い新しいことをやってみたいなど、チャレンジする環境が整っています。

ただ、モノづくりをやっていても製品づくりはできません。
社会に対する感受性、モノづくりに対する情熱は自然に育つものではありません。社員の教育時間や教育をする機会を多く創ることで、社会への感受性、製品企画力、事業構想力を磨いていくことを重視しています。

近年、東海電子はホールディングス体制となり、モノづくりをスピーディーに行うための事業会社をいくつか立ち上げ、より早く社会に貢献できる組織体制になりました。
このホールディング体制には多くの人財が必要になります。
特にリーダーとなる事業会社の社長が必要です。実際に社員から社長になり、新しい事業に携わっている者もいます。『経営を学びたい人』『社長になりたい人』『起業をしたい人』にとっては、様々なチャンスが沢山ある会社だと思います。

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東海電子は、
あなたと一緒にワクワクする仕事ができることを
楽しみにしています。

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